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新潟・山古志
福岡・玄界島

 震災地のこどもたちも加わり最高の盛り上がり

 11年目に入った夢みるこども基金(理事長=井堂 孝純・日本歯科医師会会長)の第11回イベント「キャンペーンのふる里で新潟・山古志、福岡・玄界島の震災地の友と交流」が7月30、31の両日、熊本県阿蘇・高森町で開かれた。
 全国の小、中学生から集めた作文・イラストの作品1571点のほぼ2割が地震に関する内容だったため、春の「こども会議」で震災地の友を招くことに決まった。
 阿蘇でのイベント開催は、第1、2回(いずれも旧久木野村)以来9年ぶりで、キャンペーンのふる里に帰ることになった。
 参加したのは、基金の「こども会議」の出席者15人、山古志の小、中学生24人、玄界島の小、中学生29人、地元のホームスティ先のこどもたち54人。これに、付き添いの家族、基金の役員、ボランティア、高森町民など総勢約650人とこれまで最多の参加者でにぎわった。
 30日の前夜祭は、上色見小学校(平成15年3月末で廃校)跡。福岡から貸し切りバスで到着したこどもたちは顔合わせをした後、校庭に基金の旗を揚げた。モニュメントの手形作り、バーベキュー、ゲーム、花火などですぐ仲良しになり、ホームステイ先に向かった。
 31日は午前中、雨に見舞われた。こどもたちが楽しみにしていた乗馬はできなかったが、グランドゴルフ、馬の木工品と紙飛行機作り、竹馬乗りなどを楽しんだ。
 正午から場所を高森町民体育館に移して開会式。秋山 治夫理事長代行(福岡県歯科医師会会長)が「夢は生きていく上で大きな力になります。どんな時も夢を掲げて頑張って下さい」と挨拶した。
 「こども会議」の代表3人が、それぞれの「夢」を披露。山古志と玄界島の代表各1人が、震災時の様子を報告「全国の人たちから励ましを受けて、とてもうれしかった。元気をもらったので必ず復興します」と力強く語った。

 このあと、こどもたち全員が、山古志と玄界島のイベントに参加できなかった友だちのために作った馬の木工品の土産品を贈呈。基金のこどもたちが「このイベントを通じて、私たちは互いに支え、支えられて生きていることを感じました。この出会いを胸に刻み、夢を持ち続けて一生懸命生きて行きたいと思います」とのこども宣言を発表した。
 アグネス・チャン理事の歌の披露に続き、こどもたち全員がステージに上がり、会場の人たちも加わり、基金のテーマソングの合唱で閉会した。
 会場を出たこどもたちは、それぞれの「夢」を記した手形をモニュメントの杉の木につり下げ、阿蘇の大自然の中で育んだ友情を胸にしまい、大勢の人たちの「またおいで」「頑張って」などの見送りを受けて高森町を後にした。
 イベントの模様はほとんどの新聞、テレビ、通信各社から大きく報道してもらい、最高の盛り上がりだった。