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第11回夢みるこどもキャンペーン 「わたしのかなえたい夢」最優秀作文 |
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茶色くにごり、まだ波が高い海で行方不明の人を探す赤いボートに乗った海上保安官達。この人達のようになるのが、ぼくの夢です。 |
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| 日本には古くから『ひとつかまの飯を食う』という慣用句がある。生活を共にし、親しく暮らすという意味だ。しかし、私にとってもう一つの意味がある。 今年の夏、親が生まれ育ったバングラデシュに帰った。そこでは逃れることのできない問題がある。食事だ。幼いころから日本料理も食べてきたため、辛いものが苦手だ。だから、行ったときにはいつも別に作ってある。日本にいてもこの問題は同じ。私が 「辛い 」と文句を言わないように、いつも母は気を使う。そして、イスラム教の私は豚肉を食べてはいけないので、日本人と同じ食事をすることはムリ。近ごろは、いろんな食べ物に豚肉や豚のエキスが使われていることに気付き、買う前に必ず原材料を見ている。小学校の給食の時は、毎日、豚を使っているおかずのかわりに何か持って行った。 はっきり言うと、この生活はイヤになる。好きな食べ物を食べれないから。宗教はしょうがないけど、辛いとかの問題で、みんなと違う食事をするこの気持ち。できることなら、友達とも、豚肉の入っていない料理を食べたい。その時いつも思う。なんで、同じ料理を食べることができないのかと。 私の夢は、実現しにくい夢だ。人には好き嫌いがある。また、宗教などで食べ物を制限される。宗教も大切なものだけに、破るなんてできない。紛争があっているところは、充分に栄養がとれない。家族で食事をしたことがない子もいる。そんな心配のいらない鍋で、温かい食事をしたい。 ひとつかまの飯を食う。これは民族・人種・国境を越え、世界の人々といっしょに食べることだと思う。これこそ、親しくなるという意味だと思う。この夢は、私の将来の夢ではない。みんなの想いが一つになってこそ、かなえられる。この夏、私が強く感じた夢だ。 |