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多彩な内容に笑いと感動が会場を包む
 今年のイベントのキーワードは「笑い」?夢みるこども基金(事務局・福岡市)の第12回イベント「いつか笑いがモノを言う〜人生は笑顔から〜」が7月30日、福岡市中央区渡辺通りの電気ホールで開かれた。多彩なプログラムが好評で、約500人の観客でにぎわった。 
 全国の小、中学生から寄せられた作文・イラスト2017点の中から作文の最優秀賞に選ばれた福岡市立西福岡中学校3年江田健太郎君の、闘病中の姉に“笑い”が効果があることを訴えた
「いつか笑いがモノを言う」を基本に3部立てのプログラムになった。
 参加したのは春の「こども会議」に出席した北海道から鹿児島までの25人のうち18人。前日、福岡市に入ったこどもたちはマジックショーや絵本読み聞かせなどのリハーサルに一生懸命に取り組み本番に備えた。
 午後0時半から始まった開会式では中村直・基金常任理事(福岡県歯科医師会副会長)が「人生において『笑い』は夢であり、希望であり、愛だと思います。それがどんな形で表現されるのか楽しみだ」と挨拶した。
 第1部はアグネス・チャン基金理事が「世界のこどもたちに笑顔を」のテーマで貧困や戦乱で苦しむ世界のこどもたちの現状を報告し「みなさんは自分が置かれている環境に感謝することを忘れないで欲しい」と呼びかけた。
 第2部はNPO法人博多笑い塾の伊藤実喜さんらによるマジック、大道芸、物まね。まず、18人のこどもたちがステージに上がり紹介された。このあと、前日から伊藤医師の指導で練習を重ねたマジックを披露した。こどもたちが新聞紙を大きなツリーや王冠に換えると、会場から大きな拍手が湧いた。
 第3部は、直木賞作家の志茂田景樹さんも加わった「絵本の読み聞かせ」。江田君が作文とは別に書いた「でっかい笑いが地球を回す」の物語をこどもたちが57枚の絵に再現。これを一枚ずつスクリーンに映してナレーションを朗読した。志茂田さんもこどもたちの応援に加わった他、自作の「まんねんくじら」の読み聞かせもした。絵本の読み聞かせにはヴァイオリンとフラメンコギターの2人が加わり、会場は絵本の世界に包まれた。
 フィナーレは「こども宣言」。こどもたち18人がステージに上がり、「笑いは勇気。笑いは希望。笑いは祈り。笑いは希望の種。笑いの花が世界に咲き続けることを祈って、人生は笑顔で…」のこども宣言を読み上げた。
 そして、会場の人たちも一緒になって夢みるこども基金のテーマソング「ドント・ストップ・マイドリーム」を合唱して閉会した。
 江田君が作文で取り上げた姉の果瑠奈(かるな)さん(16)がその後病状が悪化してドイツで心臓移植手術を受けることになった。5000万円を目標に募金を始めたため、基金も10万円を寄付した。また、イベントの開会前にこどもたちが入場者に「かるなちゃんを助ける会」が作成したチラシを配り、協力を呼び掛けた。