第1部



開会の挨拶をする中村直理事長代行
 
 第1部の開会宣言は、イラストの部最優秀賞の福岡市立筑紫丘小学校6年佐々木友海さん。こどもによる開会宣言という初の試みが、こどもによるこどものためのイベントという主旨を感じさせた。司会はFBS福岡放送の古賀ゆきひとキャスター。中村直理事長代行(福岡県歯科医師会副会長)が「13年目の今年に昨年の2.5倍の4540点もの作品が寄せられたことは夢みるこどもが増え続けているということで本当に嬉しい。夢と希望を持って生きることは大人にとっても大切であり、歯科医師も夢の応援団として社会の宝であるこどもたちをこれからも見守っていきたい」と挨拶した。寄付金の目録贈呈ではネパール歯科医療協力会、福岡・ネパール児童教育振興会、バングラデシュ「夢みるこども基金学校」の3団体に計140万円が贈られた。


堀江君(左端)の指揮による合唱


 続いて、基金から贈られた盲導犬はっくん1号と2号の紹介が行われた。はっくん1号は4年8か月前に脇崎恵子さんに、はっくん2号は半年前に福澤英雄さん(いずれも福岡県在住)の元に贈られた。2人は「はっくんは人生の相棒。はっくんのおかげで行動範囲も広がり、人生も明るく大きく変わった。もう彼らなしの生活は考えられない。はっくんに出会わせてくれた基金に感謝している」とお礼を述べた。
 


こども基金のこどもたちの記念撮影


また、福澤さんは「盲導犬が手元に来るまで2年半待った。まだ視覚障害者の中で、盲導犬を待っている人たちがたくさんいる。この現状を皆さんに知って欲しい」と会場に訴えた。



熱唱する冨永裕輔さん



玄界島のこどもたちの力強い合唱
 
 そして12回までのイベントをまとめたVTRが約15分間放映され、いままでのキャンペーンのあゆみをみんなで振り返った。
 最優秀作文朗読では、器官狭窄で発声の出来ない堀江浩司君に代わって、兄の健一郎君が作文の朗読を務めた。舞台には母・実生さんも上がり、器官狭窄の症状の説明や堀江君が生まれてからこの病とどのように付き合いながら頑張ってきたかを、スライド写真を流しながら話した。



アグネスチャン理事のスピーチ
 
 また、アグネス理事の講演では、ユニセフの活動で訪れたインドの状況をこどもたちに説明し、「日本のこどもたちは全世界の中でも一番裕福な位置にいる。戦争や貧困で夢をみられない状況にいるこどもたちがいることを心に置いて、今を楽しく力いっぱい生きて欲しい」と語った。また、「人生には良いときと悪いときがある。でも、悪いときは辛いときではない。悪い状況下でも夢と希望を持っている人にとっては、それは辛いときではなく、乗り越える力を試すとき。どんな状況でも夢を持ちつづけ、前を向いて頑張っていこうという気持ちが大事」と夢を持つことの大切さを語りかけた。