前夜祭



竹馬乗りに挑戦
 


 イベント前夜祭は8月4日(土)、福岡県宇美町の松田農園で行われた。松田農園はこれまでのイベントの中でも野菜の収穫をしたり、歌や踊りなどでこどもたちの交流の場となって来た。今回も真夏に広がる青空の下、野菜の収穫、そうめん流しなどでこどもたちを楽しませた。
野菜の収穫では無農薬のトマトやナスがたくさん採れ、こどもたちは両手に野菜を抱えながら「ほら!見て!」と嬉しそうに自分の採った野菜の大きさを自慢しあっていた。スーパーに並ぶ野菜とは違い形や見た目はよくないが、天然の野菜のおいしさを十分に引き出した無農薬の魅力をこどもたちは身をもって感じたようだった。また、山の探検では昆虫採集をしたり、木々にもぐりこむカブトムシの巣を見つけて興奮したりとさまざまに自然を体感していた。
山の探検が終わったあとは、夏の風物詩メそうめん流しモ。全長10?近い竹で作ったそうめん流しは、なかなか家で体験できるものではない。そうめん流しを初めて体験する子も多く、皆流れてくるそうめんに興奮しながらも、我先にと箸で奪い合う姿が周りの笑いを誘った。「もっともっと!」「おいしいー!」猛暑の大自然の中、汗を流しながらの冷たいそうめんはまた格別の味のようだった。


 また、こどもたちは裸足で竹馬の元へと走る。学校ではなかなか自発的に乗らない子もこの場では違った。周りの雰囲気に押され、竹馬に手を伸ばすこども。おそるおそるだったが、10分後には友達に助けられながらも乗りこなす姿がそこにあった。これがこの「夢みるこどもキャンペーン」の良さなのだ。家とも学校とも違う、第3の場所。ここでこどもたちはいつもとは違う自分を見つけ、居場所を見つけ、新たな事に挑戦し、新たな友情を作り出す。最初はなじめずにいた子も自然と笑顔があふれ出している。竹馬が壊れても笑い、誰かが転んでも笑う。転んだ子も笑い出す。この絵がいい。ゲームや漫画などで家にこもる遊びが多い中、こんなふうに大自然の中、竹馬や竹とんぼで遊ぶ時間を得られたことはこどもたちにとっても大きな意味あることだったのではないだろうか。
 



山中でのカブト虫探し
この時のこどもたちの笑顔は作られたものではなく、内からしみ出すこども本来の笑顔だ。この笑顔を見た瞬間、わたしたちは本当にこのイベントを開いて良かったと実感する時でもある。



そうめん流しを楽しむこどもたち
 


 夕刻時に、アグネス・チャン理事も松田農園に到着した。周囲も沸き上がり、アグネス理事もこどもに混じり、裸足で竹馬乗りに挑戦したり、そうめん流しを楽しんだ。遊びを通じてのアグネス理事とこどもたちとの交流が、互いの心の触れ合いをもたらし、これが毎回のイベントの大きな柱になっている。
この後は、バーベキューで皆お腹も膨れ、夕暮れの中、地元太鼓の力強い演奏に沸いたり、神戸アカペラグループHAMOLABAの歌に聞き入ったりと前夜祭を思いっきり楽しんだ。