盲導犬贈呈
夢みるこども基金学校
2頭目の盲導犬贈呈
福澤さんに寄り添うはっくん2号
夢みるこども基金が目の不自由な人に贈る盲導犬 「はっくん2号 」が誕生し、夏のイベント会場で 「はっくん1号 」とともに紹介された。
「はっくん2号 」は、通称リチャードでイエローのラブラドール・レトリバーのオス3才。ブリーダー(産みの親)からパピーウォーカー(育ての親)を経て、2年前から福岡県前原市の財団法人九州盲導犬協会の訓練センターで盲導犬として様々な訓練を積み、今年1月にユーザーの福岡市中央区薬院の福澤英雄さん(68)のパートナーとなった。
福澤さんは会社勤めをしていた28歳の時に眼底出血で両目を失明。会社を辞めて鍼灸師の資格を取り、妻の陽子さんと鍼灸院を経営して来た。陽子さんも弱視で福澤さんの介助が十分にできないため、3年前に同センターに盲導犬の貸与を申し込んでいた。はっくんのユーザーに決まった福澤さんは同センターに4週間泊まり込み、はっくんとの共同生活をしながら訓練を受けた。
福澤さんは 「はっくんはおとなしいが茶目っ気があり、いつも私に寄り添ってくれる。念願だった買い物などに行けるようになり、新しい世界が開けたようだ 」と話している。
盲導犬は1頭が約180万円。基金は平成14年4月に 「はっくん1号 」(メス6才・通称エンジェル)を、福岡県筑紫野市天拝坂の脇崎恵子さん(45)に贈っており、脇崎さんのパートナー、そして家族の一員として活躍している。
脇崎さんとはっくん1号(右)左は福澤さんとはっくん2号
福澤さんと散歩に出掛けるはっくん
盲導犬は平成19年3月現在、全国に965頭(うち九州盲導犬協会は50頭)いるが、盲導犬ユーザーを希望している人は約7800人。盲導犬は目の不自由な人を介助するため、適格条件が厳しく、10頭の子犬のうち盲導犬になれるのは3〜4頭。九州盲導犬協会は年間12?13頭の育成を目指しているが最近は10頭を下回ることが多い。基金も平成16年度に180万円の助成金を計上していたが、盲導犬が決まらなかった。
中村博文同協会事務局長は 「盲導犬の育成は多くの人の寄付に頼っており、夢みるこども基金に感謝している。盲導犬を待っていらっしゃる人たちの願いをかなえるために、さらに多くの人たちのご支援をお願いしたい 」と話している。
「はっくん 」は歯とこどものはつらつさをイメージした基金のシンボルマーク。盲導犬の愛称もこれから名付けられた。