盲導犬、アイマスク、車イス、手話、点字、老人歩行など、多彩な疑似体験コーナーを実施したあと、午後0時45分から、2001年夢みるこどもキャンペーン第7回イベント「バリアフリーの社会を作ろう」シンポジウムのオープニングセレモニーが、陶山賢治南日本放送キャスターと、益子直子フリーアナウンサーの総合司会で幕を開けた。
 まず、「夢みるこども基金」理事長代行で、福岡県歯科医師会の河野博之会長が「回をかさねるごとに、夢みるこども基金のキャンペーンの輪も大きく広がっています。

作文を朗読する下中美香さん
私たち歯科医師会もしっかり基金を支えて行きたい。特に、今年は子供たちが中心になって企画から本日の運営にまで取り組んだことに感心しています。」と挨拶。これまでのキャンペーンの経緯と今年の意義について、基金理事の一人であるアグネス・チャンさんがさわやかな声で紹介した。
 今年も数多くの作文やイラストが基金に寄せられたが、中でも今回のキャンペーンのメインテーマになった「バリアフリーの社会を作ろう」の作文で最優秀に輝いた、愛知県の聖霊中学校一年の下中美香さんが、受賞した作文を読み上げ、会場の人たちから拍手を浴びた。


大山徳次郎福岡盲導犬協会常務理事へ盲導犬一頭の
目録を手渡す河野博之理事長代行
 基金はこれまでいろいろな社会福祉やボランティア団体などに活動資金の助成などを行って来たが、今回は目の不自由な方々のために盲導犬一頭(180万円)を寄贈することを決め、福岡盲導犬協会へ河野博之理事長代行から目録が手渡された。続いて、すでに開校しているバングラデシュの「夢みるこども基金学校」へ校舎増築費が、さらにネパール歯科医療協力会、福岡・ネパール児童教育振興会などへの活動助成金が贈られた。

 このあと、ミニコンサートが開かれ、鹿児島市から駆けつけてくれた盲目のギタリスト・岡崎勝美さんと、フルート奏者・櫻井直美さんとのコンビによる演奏があり、アグネス・チャンさんの歌とトークで、ぐっと盛り上がりを見せた。小休止のあと、福岡県の筑紫女学園高校2年の長尾怜美さんと、福岡海星女学院付属小学校5年の松田祥幸君の司会で、パネルディスカッションによるシンポジウムが開かれた。ステージには、神田好紀さんをはじめ、ギターを演奏してくれた岡崎勝美さん、横田光春さん、宮本トキ子さんらが上がり、全国から集まったこども会議のメンバーはそれぞれの座席から討論に加わり、積極的な意見やバリアフリーの大胆な提言などで、会場の人たちを驚かせていた。


演奏するギタリストの岡崎勝美さんとフルート奏者の
桜井直美さん
 午後3時20分、こども会議のメンバーがステージに上がり、それぞれ分担してこども宣言文を力強く読み上げた。最後はいつもの通り、全員が夢みるこども基金のイメージソング「ドント・ストップ・マイ・ドリーム」と「傘の中の夢たちへ」を合唱して、閉会した。