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延べ300人余の隊員派遣
ネパール歯科医療協力会
理事長 中村 修一
(九州歯科大学助教授)
地球の屋根にあるネパール王国は低開発途上国で、人口2100万人に対し歯科医師が、約100人程度しかいない。このようなネパールで私たちは、1989年から歯科保健医療協力を始めた。そして、今日までに14回のミッションを現地に派遣し、26,838人の村人に歯科診療や健康教育を行ってきた。14回のミッションに参加した隊員は延べ344人を数える。
私たちの活動を振り返ってみると、初期段階では診療中心であったが、徐々に予防歯科や、村の小学校でのブラッシング指導やフッ素の洗口、巡回歯科保健の展開など保健活動を取り入れてきた。また、1994年からは、村の小学校の先生やヘルスポストの職員を対象とした、現地口腔保健専門家の養成プロジェクトを開始、今日までに150人のメンバーを養成した。現在では、テチョー村、ダパケル村、アネコット村の3つの村で、学校の先生により自立的な歯科健康教育が実施されている。また、2年前から村のマザーボランティア・グループの要請により専門家養成にマザーグループのコースを設けた。養成コースを終了したマザーグループは、村の成人を対象に健康教育が出来るようになった。昨年からは、活動に母子保健専門家が参加し、母子保健に取り組んでいる。
本年度、新しく開発する事業に小学校の子供たちの歯の健康大会がある。担当は、今回参加する隊員の中から歯科学生5名があたる。今年の夏からプロジェクト準備を行っているが、夢みるこども基金からの助成金はこのような学校歯科保険の活性化に使わせていただく予定である。
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