盲導犬はっくん1号

こどもたちの夢を担う!

盲導犬「夢みるこども基金・はっくん1号」

 こどもたちの夢を担い、全国の歯科医院から寄託された歯の金属冠リサイクルで得た浄財で目の不自由な人を助けようと、夢みるこども基金が送り出した盲導犬の第一号だ。
 一昨年春のこと。夢みるこどもキャンペーンの柱である「夢作文・絵コンクール」は、平和な世界を願う心、環境問題、高齢者対策などのほかに、目の不自由な人たちを助けたいという、思いやりの作品が目立った。
 このコンクールで入賞したこどもたちは「こども会議」で福祉について話し合い、これを受けた同年夏の第7回イベントでは「バリアフリーの社会を作ろう」のテーマでシンポジウムを催し、福岡盲導犬協会への盲導犬贈呈を決めた。
 こうして誕生したのが「はっくん1号」。
 平成13年3月31日福岡県内で生まれたイエローのラブラドール・レトリバーの雌。通称エンジェル。


 盲導犬になるためには、三回の『別れ』が宿命という。「はっくんー号」もブリーダー(産みの親)から同県内のパピーウォー力ー(育ての親)の家に移り、一年後、前原市の同協会盲導犬訓練センターで盲導犬としての本格的な訓練を受けた。昨年末のクリスマス前に、”中途失明者”である同県筑紫野市の主婦、脇崎恵子(41)のパートナーとして第一歩を踏み出した。
 ことし春。福岡市で開かれた第9回こども会議の席上、基金理事の中村直福岡県歯科医師会副会長からハーネス(綱)をつけた「はっくん一号」が、福岡盲導犬協会・大山徳次郎常務理事と使用者の脇崎さんに、正式に手渡された。
 「はっくん1号」はいま脇崎さんの『目』となり、先導役となって懸命に働いている。
8月3日、福岡市のアクロス福岡・国際会議場で催された2003年夢みるこどもキャンペーン・第9回イベント「日本の心を イラクのこどもたちへ」の会場へ元気な姿を見せ、PRに一役買った。