最優秀作文

第9回夢みるこどもキャンペーン「私のかなえたい夢」最優秀作文

北海道黒松内小学校六年(当時)
         弘中 香乃実

 母への感謝

  多くの人へ優しさを
  伝えられる人になりたい

 私の夢は…私はそんなに難しく考えたことはありません。私が大人になってその夢をかなえられるか不安だったから…私は今、養護施設で暮らしています。施設で暮らしているのは、私と姉が幼いころに父と母が離婚してしまい、母は家を出て行き、父は幼い私と姉をめんどう見れないということで、里親にあずけられることになりました。
 そこで8年間私は幸せに暮らしました。里親は私と姉を自分の子供のように育ててくれました。でも、わたしが8才の時この施設「つくし園」に来ました。施設に来たのはよくわかりません。つくし園で暮らすようになってから今までにはない自分を見つけました。楽しい時、苦しい時、いろんな気持ちになれる所です。つくし園には昔、坂本九さんやお笑いの方々がきています。そこで出会った人たちはとても輝いていました。でも、それをみる人達はもっと輝いていました。とてもすてきな笑顔をしていて、私は「すごい」とびっくりしました。たくさんの人に笑顔や、やさしさを伝えることのできる人になりたいと思いました。でも…私にできるのか?みんなを幸せにすることができるのか?と不安になりました。私はここであきらめてはいけない。この第一歩のスタートを全力で走りぬけていこうと思いました。そして私は、一番この気持ちを伝えたい人がいます。
 それは私の母。私と姉を、幼いころに捨て出ていってしまった母に、なんで?と言いたい気持ちはあります。でも、一番伝えたいことは「私を生んでくれてありがとう」もし、私が生まれていなかったら、こんなすてきな夢が生まれなかったと思います。この大きな夢を、いつまでも大切にしたいです。