夢みるこども基金は、今年も、「ネパール歯科医療協力会」に30万円、「福岡・ネパール児童教育振興会」と、バングラデシュ・カラムディ村の「夢みるこども基金学校」に各10万円を「寄付します。この三団体の活動を紹介します。

14年間続く活動が地域へ浸透

 ネパール歯科医療協力会
  理事長 中村 修一

 私たちネパール歯科医療協力会は1989年に活動を始め、これまでの14年間に16回ミッションを派遣しました。その結果、11箇所のフィールドで11,761人に歯科診療を、31,117人に保健活動を実施しました。14年間で、プロジェクトの内容が歯科診療中心のメディカルケアーから、予防歯科や学校歯科保健などヘルスケアーに移行しました。また活動の主体はネパール人が一方的に治療を受ける依存型から、現地スタッフの自発的参加による自立型にシフトしました。さらに活動対象は、個人から集団を経て地域へと広がっています。
 本年度は夏隊と冬隊を現地に派遣します。夏隊は雨期のカトマンズで活動を行い、予定の40名を大きく上回る61人の村人に診療を実施し・無事帰国しました。この実績をもとに、これから冬隊の準備を進め37人の隊員が12月23日に出国する予定です。
 私たちはNGOなので活動が比較的自由であり、誰でも参加でき、現地で顔の見える国際協力が可能ですが、逆に資金面では予算の獲得に苦労しています。今年も「夢みるこども基金」から援助金をいただきました。本当にありがとうございます。貴重な財源として大切に使用させていただきます。



学校運営に自立心高まる

 福岡・ネパール児童教育振興会
  会長 篠隈 光彦

 ネパールの福岡ニルマルポカリ小学校は、地元からの強い要請により、中学校(6〜8年)を開校し、こどもたちは今まで以上に安心して勉強できる環境ができました。校舎を建設することは難しい問題ではありませんが、むしろ、10年間の限定支援期間(2008年3月まで)を過ぎた後の、学校運営が可能かどうかが問題でした。今回、学校運営委員会より自立運営の計画ができ、検討合意の上、開校に至りました。
 図書館、フェンス、グラウンドといった施設の整備は整って参りましたが、元来自然の中で、受動的感性の依存心の強い村人が、自立するための方法を提示したことは格段の人間改善であり、特に、公益的向上のための努力をしようとする意識に、今後の益々の発展を期待できます。
 現地ではこの学校のことを「フクオカ」と呼び、親しまれています。今年11月にこの「フクオカ」のこどもたちと会うため、私も仲間たちと一緒に訪問する計画があり、この上ない楽しみです。
 最後になりましたが、夢みるこども基金より賜りました助成金は、尊い思いを順守致しまして、有効に適切に使用させていただきます。深く感謝申し上げます。



夢みるこども基金学校
 中学校を開設


   ラフマン・モクレスール
   (こども基金学校日本側窓口)

 バングラデシュ・カラムディ村「夢みるこども基金学校」は保護者や地域住民の強い要請で、今年1月から中学校を開校しました。
そこで、今年の8月9日から21日まで現地に行って来ました。こどもたちは、私たちに音楽や踊り、劇などを披露してくれました。学校は、こどもたちの明るい笑顔や笑い声で包まれていました。地元の報道関係者もこの「発表会」を取材に来ていました。
中学校を開校したばかりで色々な不安や問題点もありますが、保護者や地域住民の方々とも話し合い協力しながら、こどもたちの笑顔が絶えることのない学校であり続けるよう頑張って行きたいと思っています。
今後とも、ご協力よろしくお願い致します。



バングラディシュ「夢みるこども基金学校」へ寄付

校内で募金、40,412円
 福岡県篠栗町・北勢門小学校6年1組


 昨年末、福岡県篠栗町の北勢門小学校6年1組より、基金事務局へ寄付金が届いた。このお金は、6年1組が学校の文化祭で行った募金活動で集めた。
 募金活動は三つのグループに分かれ、一つ目のグループは劇、コント、歌のチャリティショー、二つ目が恵まれない国々の様子等を写した、スライドを使ってのプレゼンテーション。こどもたちは「心うたれた方は、少しでも構わないので募金をお願いします」と、客席に訴えた。

 最後のグループは、近所の人たちや自宅から提供してもらった物で、フリーマーケットを行い、三グループで総額40,412円を集めた。
 募金活動を行ったきっかけは、「総合」という学習の中で、カンボジアのこどもたちの様子を写真で見たり、話を聞いたりして、世界には恵まれないこどもたちがたくさんいることを知り、なにか少しでも力になりたいと思ったからだという。
 クラスで「集めたお金は海外のこどもたちのために使おう」と話し合っていたところに、作品募集チラシと一緒に送られてきた「夢みるこども基金だより」で、バングラデシュ・カラムディ村の「夢みるこども基金学校」のことを知り、寄付することが決まった。
 こどもたちは基金学校のこどもたちへ「悲しいこと、つらいことがあっても明るく元気に頑張って下さい」とメッセージも託した。
こどもたちの美しい澄んだ目から、平和を願う小さな想いが伝わってくる。